消費者金融の一括返済は、返済する日の完済金額を調べ、対応する方法で入金し、残高の精算まで確認する手続きです。元金だけでなく利息や未精算費用も支払うため、普段の返済額や以前の明細をそのまま使わないでください。[1]
この記事では、自分の意思でカードローンを全額返済したい人に向けて、手順、主要5社の確認先、ATMの端数や口座引落の注意点を解説します。延滞などによって一括請求を受けた場合の対応は対象に含みません。
公式情報の確認日:2026年10月16日。個人向けカードローンの一般的な案内です。実際の金額・手続きは契約先の案内を優先してください。
一括返済する前に「元金」と「完済金額」を区別する
完済金額は、元金に返済日までの利息や必要な費用を加えた金額です。レイクは、未精算のATM手数料や遅延損害金などもその他費用に含むと案内しています。[1]
借入残高20万円と表示されていても、20万円を振り込めば終わるとは限りません。会員ページで「完済金額」「全額返済に必要な金額」を確認し、表示の対象日も一緒に見てください。返済予定日が変わったら、金額を確認し直します。
消費者金融の一括返済を進める3つの手順
1.返済日を決め、必要額を照会する
入金できる日を決めてから、公式アプリ・会員ページでその日の完済金額を調べます。金額の見方が不明な場合は、公式窓口へ「○月○日に全額返済したい」と伝えてください。電話が一律に必須というわけではなく、画面上で手続きできる会社もあります。[2][4]
口座振替を利用中なら、次回引落の請求が確定していないかも確認します。会社によって手続きが異なるため、入金後に調整しようとせず、先に確認する方が確実です。
2.端数まで精算できる方法で支払う
返済方法は、利用できる銀行口座、入金単位、手数料、利用上限で選びます。公式アプリや会員ページから案内された返済先を使い、必要額と振込手数料を分けて確認してください。
| 方法 | 手続き前に見るところ |
|---|---|
| インターネット返済 | 対応銀行、完済額の入力、利用上限、メンテナンス時間 |
| 銀行振込 | 自分の返済用口座、振込手数料、入金が当日扱いになる条件 |
| ATM | 硬貨対応、入金単位、ATM手数料、端数と過入金の扱い |
| 口座振替 | 一括返済への変更可否、変更締切、次回請求の確定状況 |
例えばSMBCモビットは、次回引落額を完済に必要な金額へ変更する方法も案内しています。硬貨に対応する提携ATMもあるため、「口座振替では完済できない」「ATMはすべて千円単位」とは一括りにできません。[2]
3.入金の反映と残高を確認する
利用明細を保存し、会員ページで入金が反映されたことを確認します。見る項目は残高・未精算費用・お預り金・次回引落予定です。操作完了の画面だけで終わりにせず、精算後の状態まで確認しましょう。
表示が変わらないときは、同じ金額をもう一度送金する前に、反映時期を借入先へ確認してください。端数が残った場合の扱いは、下のATM・引落で注意する点で整理しています。
主要5社の一括返済で確認するポイント
次の表は、各社の公式ページで確認した手続き上の違いです。返済手段を選ぶための案内であり、借入先のおすすめ順位ではありません。
| 借入先 | 公式案内の要点 | 特に確認したい点 |
|---|---|---|
| アコム | ネット返済・ATM・振込・PayPayマネーでの返済を案内 | ATMに残る千円未満は無利息残高。残高をゼロにする場合は精算方法を確認。[3] |
| アイフル | アプリ・WEB会員ページで完済額を確認 | 口座振替利用中は一括返済の日程によって対応が異なるため、有人チャットなどへ確認。[4] |
| プロミス | ネット返済・提携ATM・銀行振込を案内 | ATMで多めに支払った場合のおつりは、オンラインの返金手続きを確認。[5] |
| レイク | Pay払い・Web返済・銀行振込などに対応 | Pay払いは24時間以内50万円までのため、完済額によっては別の方法が必要。[1] |
| SMBCモビット | ネット返済・銀行振込・口座振替・提携ATMを案内 | ネット返済の「返済可能額」の上限が手続き当日の完済必要額。[2] |
一括返済で利息はどれくらい変わる?
日割り計算の基本は「借入残高 × 契約年率 ÷ 年の日数 × 利用日数」です。ここでは仕組みを理解するため、元金20万円・年率18.0%、年365日、途中の返済・追加借入・手数料・無利息特典なしと仮定して試算します。1円未満は切り捨てます。計算方法の参考:[6]
| 利息が発生する日数 | 計算 | 利息の概算 |
|---|---|---|
| 14日 | 200,000円 × 0.18 ÷ 365 × 14 | 1,380円 |
| 30日 | 200,000円 × 0.18 ÷ 365 × 30 | 2,958円 |
この条件では、16日早く返すと利息の差は1,578円です。毎月の返済を続けた場合は途中で元金が減るため、この表をそのまま分割返済との比較には使えません。実際の完済金額は、借入先の会員ページや窓口で確認してください。
月々の返済を続けた場合の見通しは、当サイトの返済シミュレーションでも確認できます。こちらも参考試算であり、各社の正確な完済金額を出す機能ではありません。
ATMの端数と口座引落でつまずかないために
「無利息残高」と「残高ゼロ」を区別する
アコムでは、ATM返済後の千円未満の端数を、利息・手数料が付かず支払期限もない無利息残高として扱います。ただし、残高がなくなったわけではありません。精算したい場合はネット返済などの案内に従います。[3]
アイフルは、ATMで残った端数について、口座振替を利用している場合は次回の引落で精算すると案内しています。[4] 別の会社の説明を自分の契約に当てはめず、返済後の画面と公式案内を確認しましょう。
自動引落の設定中は、入金前に予定を確かめる
口座振替を利用している場合は、「別の方法で全額返せば、次回の引落も必ず止まる」と考えないことが大切です。アイフルは日程に応じて対応が異なると案内しています。[4]
問い合わせる際は、返済予定日・入金方法・次回引落日を伝え、「引落の請求は確定しているか」「入金後も引落があるか」「入れすぎになった場合はどう返金されるか」を確認すると、必要な情報を整理できます。
一括返済後も、完済と解約は別の手続き
完済は借入残高などを精算すること、解約は契約を終了することです。返済が終わっただけで契約が自動的に終了するとは限りません。契約も終了したい場合は、残高や預り金を確認したうえで、借入先が定める手続きを行います。[6]
例えばアコムは、解約の窓口として自動契約機と総合カードローンデスクを案内しています。[7] アプリの削除やカードの処分だけで、解約手続きの代わりになるとは考えないでください。
完済を証明する書面が必要なら、書類の名称・発行可否・受取方法を事前に確認します。自動で郵送されるとは限りません。[6]
一括返済を迷ったときの判断方法
利息を減らすことと、返済後の生活を維持することをセットで考えましょう。手元資金を使い切って再び借りることになるなら、無理のない額を繰上返済する選択肢もあります。[5]
判断のために、紙やメモに「今使える資金」「次の収入までの生活費」「近日中のまとまった支出」「急な出費に残すお金」を書き出してみてください。そのうえで、完済金額を支払った後も必要額が残るかを確認します。
複数社から借りている場合は、各社の残高・金利・返済日を並べ、ほかの返済を遅らせないことも確認します。一括返済が難しいことと、通常の返済ができないことは別です。通常の返済にも不安がある場合は、期限前に借入先へ相談してください。
よくある質問
一括返済には電話が必要ですか?
必ず必要とは限りません。ネット返済などで手続きできる会社もあります。ただし、正確な金額がわからない場合や口座引落との調整が必要な場合は、公式窓口へ確認しましょう。[2][4]
利息も含めて全部返す必要がありますか?
はい。完済には元金のほか、その時点の利息や未精算費用も確認する必要があります。返済予定日によって額が変わるため、以前の明細ではなく、予定日に対応した完済金額を使います。[1]
返済したのに数百円残っていたらどうしますか?
端数がどのような扱いになっているかを、借入先の表示と案内で確認します。無利息残高なのか、追加精算が必要なのか、次回引落で精算されるのかは会社・契約によって違います。[3][4]
返済前後の確認リスト
- 返済予定日の完済金額を確認した
- 生活費と直近の支出を残しても支払える
- 返済手段・手数料・端数の精算方法を確認した
- 口座引落の予定と入金の反映時期を確認した
- 返済後の残高・未精算費用・お預り金を確認した
- 必要に応じて解約や書類発行の手続きを確認した
出典・参考資料
以下の公式資料を参照しました。各社の案内は変更される場合があります。